【Apple製品】AirTagが追跡できる距離は?追跡出来ない時は?便利な使い方を解説!

【Apple製品】AirTagが追跡できる距離は?追跡出来ない時は?便利な使い方を解説!

普段なくしやすい貴重品の管理に役立つアイテムとして便利なものがAirTag(エアタグ)です。
AirTagは薄くて小さいため、鍵や財布、バッグの中に入れて、iPhoneの「探す」アプリと連携させることで位置情報をいつでも確認できます。

今ではAppleユーザーの間で定番のアイテムですが、「実際どれくらいの距離まで追跡できる?」「AirTagが遠くに行ったら使えないのでは?」といった疑問を持つ人も多いはずです。

この記事では、AirTagの仕組みを踏まえながら、追跡できる距離の考え方や、うまく使うためのポイントをわかりやすく解説していきます。

目次

AirTagの基本仕様と仕組み

AirTagの基本仕様は以下の通りです。

  • サイズと重量:直径約3cm、重さ11gのコイン型
  • バッテリー:ボタン電池の「CR2032」を使用し、約1年間持続
  • 耐久性:IP67等級の防沫・耐水・防塵性能を備えています

AirTag本体にGPSや通信回線は入っておらず、単体で位置情報を発信する仕組みではありません。

周辺にあるApple製端末と連携し、AirTag自体の位置情報を「探す」アプリに反映させることができます。

AirTagの便利な使い方

AirTagは紛失防止だけでなく、日常生活の様々なシーンで活用されています。

  • 鍵や財布の紛失防止:外出先や家の中で見当たらない時に位置情報をONにして探せます。
  • 預け荷物の追跡: 旅行中に預けたスーツケースが届いているかを探せます。
  • 駐車場での自車位置:ショッピングモールの駐車場などで、車の駐車位置を特定できます。
  • 迷子予防:子どもの鞄の中、ペットの首輪に付けて、迷子になったときに位置を探せます。

AirTagの設定を「手元から離れたときに通知」の設定にしておくことで、貴重品やバッグを置き忘れたとき、一定距離離れるとiPhoneに通知が届くため、荷物の紛失を未然に防げます。

AirTagが追跡できる距離はどれくらい?

AirTagは、iPhoneの「探す」ネットワークを利用して持ち物の位置を更新する紛失防止タグです。

追跡の距離を考える際は、「近距離での直接通信」と「遠距離での位置更新」を分けて理解したほうが分かりやすいです。

Bluetooth通信での距離:: 約10m〜30m

AirTagとiPhoneが直接つながる距離はBluetooth通信が基準になります。これは近距離の通信に使われ、接続状態が良い時に有効です。

追跡できる距離の目安は、屋内で数メートル〜十数メートル、屋外の見通しが良い場所で数十メートル程度です。

この範囲内では、AirTagの音を鳴らしたり、方向を探すという操作をスムーズに行えます。

UWB(超広帯域通信)機能:約7m〜10m

iPhone 11以降のモデルではUWB(超広帯域通信)に対応しており、「正確な場所を見つける」機能が使えます。

近距離になると、方向と距離をメートル、CM単位で表示してくれるため、特に屋内のソファの間に挟まれたときや隣の部屋にあるときに探しやすいです。

家の中で鍵を探す、バッグの中のAirTagを見つけるといった用途では非常に高精度です。

距離が遠くても追跡できる理由

AirTagの最大の特徴は、追跡できる距離に上限がない点です。

他人のAppleデバイスがAirTagの近くを通って検知すると、その位置情報が匿名・暗号化された状態で更新されます。そのため、自分のiPhoneが近くにない状態であっても、世界中どこでも見つかる可能性があります。

ただしGPSは使っていないため、通信料や月額費用は一切不要で、電池は一年ほど持ちます。

AirTagの距離や位置が更新されないときの主な原因

AirTagがうまく追跡できない場合、故障ではなく仕組みや環境が原因であるケースがほとんどです。以下のような原因を整理して確認しておきましょう。

近くにApple端末がない

AirTagは それ単体では位置情報を送信できません。

紛失した際に周囲にiPhone・iPad・MacbookなどのApple端末が存在しない場所では、位置情報が更新されません。

そのため、人通りの少ない山奥や過疎地など、周囲にiPhoneユーザーが全くいない場所ではデバイスを経由した位置情報が更新されません。

電波が届きにくい場所にある

Aappleの端末が近くにある状態でも、地下鉄、エレベーター内、金属製のロッカーやケースの中などでは、Bluetoothの電波が遮られやすくなります。その場合は、AirTagの位置更新が遅れたり、一時的に表示されなくなることがあります。

完全な湖沼ではないので、位置情報が更新されるのを待ちましょう。

電池切れ・電池残量の低下

AirTagの電池が切れている、または残量が極端に少ない場合、正常に位置信号を発信できません。

通常、AirTagのボタン電池は約1年持ちますが、頻繁に位置情報を探していると、電池が早く消耗されます。電池が切れるとすべての追跡機能が停止するので、電池残量が減ってきたらすぐ交換しましょう。

AirTagの距離が離れた時はどうなる?

AirTagは、自身のiPhoneから離れてもすぐに使えなくなるわけではありません。

ここでは、AirTagが遠距離モードになった場合の仕組みと対処法を紹介します。

「紛失モード」に切り替わる

AirTag自体またはAirTagを入れた所有品が手元から離れると、持ち主は「紛失モード」を有効にできます。

この状態では、AirTagが検出されるたびに位置情報が更新されるので、見つかった時に素早く通知を受け取れるようになります。

「探す」ネットワークの役割

AirTagが遠くにあっても追跡できるのは、Apple製品の「探す」機能があるからです。

所有者から離れても、近くを通ったApple製品がAirTagのセンサーを検知し、その位置を匿名・暗号化した状態で中継します。

世界の裏側にあっても近くにApple製品があれば、その距離に関係なく位置確認が可能になります。

まとめ

AirTagの追跡距離は、紐づけた端末との近距離通信だけではなく、位置が遠く離れてもApple端末の「探す」ネットワークを通じて位置が更新されます。

周囲にAppleデバイスがない時、電波環境によっては位置状況が更新されないこともありますが、電池消耗やスマホの設定が原因で起こるケースも多いです。

AirTagの仕組みと探索距離について正しく理解し、貴重品の紛失ツールとして最大限に活用しましょう。

目次