iPhoneで格安SIMを使う時、SMS機能付きは必要?

SIMフリーiPhone等を使って、格安SIMを使うとき。「SMS機能」は、必要な機能なのでしょうか? SMSがあるメリットとデメリットをまとめてみました。

 

格安SIMにはSMS選択がある。

格安SIMのSIMカードには、大きく分けて3つの種類があります。

  • 音声SIM:電話機能付いたSIM
  • データ通信SIM:ネット利用のみできるSIM
  • SMS付きSIM:SMS機能が付いたSIM

この3つの種類の違いは、一見して分かりにくく感じますね。これは、以下のような表をイメージすると理解しやすくなります。

電話による通話ネット通信SMSの利用
音声SIM
データ通信SIM
SMS付きSIM

 

つまり、音声SIMは全ての機能が利用可能な全部入り

データSIM系にはSMS付きとナシの選択肢があるという風にイメージしてみると良いです。

実際、SMS機能はデータ通信SIMのオプション機能として(月額+150円がほとんど)設定している業者も多いですね。

SIMカードを3つの種類に分けて記載してるか、SMSをオプション設定してるかのいずれかですが、いずれも意味は同じです。

 

SMS機能をつける意味

音声SIMの場合は、自動的についてくるので不要ですが、データSIMの場合はSMSがいるか?いらないか?を選択する必要があります。

そもそも、SMSとはショートメールメッセージ機能の事です。

これは電話番号(090/080)を使ったメールサービスで、相手のメールアドレスが分からなくても電話番号だけで相手に70文字程度のメッセージを送る事が可能です。

ただ、LINEやフリーメール等、無料で使える様々なサービスがある中、あえて有料のメッセージ機能をつける意味って何なのでしょうか?

LINEのSMS認証に必要

LINEを初期設定する時に、本人確認のためにSMSによる認証が必要となります。

データSIMでSMS付きの場合だと、通話はできないけどSMSによる番号は設定されてるため、LINEのSMS認証が可能となります。

SMS認証以外の場合は、LINE電話等の機能を使う事ができず、LINEの機能が制限されてしまうようです。

その他、SMS認証利用のサービスも

セキュリティ強化のため、LINE以外にもSMS認証が必要なサービスが増えてきています。例えば、インスタグラム、Gmail、Dropbox等でも認証が必要です。

ちなみに、インスタグラムの初期設定でSMS認証が必要な場合には、「国際SMS」と呼ばれる、海外からのSMS送信を受け取れる状態になっていなくてはいけません。

▶関連:iPhoneでインスタの認証コードメールが届かない時の対策方法

SMSナシだと通信系の問題が生じる可能性

格安SIMであるMVNOは非常に安い分、通信系のデメリットが生じる場合があります。

良く言われる代表的なものが「アンテナピクト問題」と「セルフスタンバイ問題」の2つ。

アンテナピクト問題って?

電波が届いてるけど、アンテナピクトが表示されない状態。(見た目は圏外に見える)

セルフスタンバイ問題って?

アンテナピクト問題に関連。「アンテナピクト問題」状態になったために電波を探す動作を本体が繰り返しバッテリーの消費が早まってしまう。

 

では、格安SIMでiPhoneを使った場合これらの問題は発生するの?という事ですが「セルフスタンバイ問題」にはならないものの、「アンテナピクト問題」は発生してしまうようです。

これを回避するための方法は、SMSをつけるという事。SMS機能付きのSIMであればこの問題が発生する事はありません。

セルフスタンバイ問題はなさそうなので、バッテリー消費には問題ないものの、アンテナピクト問題のために稀にデータ通信に不具合が生じるかもしれない…という事。

ある格安SIMのページにも、iPhoneの対応について「※データ通信専用SIMでは、通信ができるようになるまで非常に時間がかかる場合があります。」との記載があったりもします。

 

まとめ

iPhoneを使う時にSMSを付けなかった場合には、こんなデメリットがあります。

  • LINEやその他クラウドサービスで「SMS認証」が使えない。
  • アンテナピクト問題による通信不具合があるかも。

月額を少しでも安くしたいところですが、iPhoneと「データ通信SIM」の組み合わせは避けた方が良さそうですね。

 

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